安いのに充実した旅になる、ゲストハウスのすすめ。

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旅行で一番予算を食うのは宿泊費です。交通費も大きな割合を占めますが、よほど変わった交通手段を使わない限りあまり差が出ない部分です。一方で宿泊費はピンからキリまでで、東南アジアだと一泊500円から5万円という幅があります。もちろん高いところは機能的でサービスもいいかもしれませんが、よく考えるとホテルに12時間滞在するとして、そのうち8時間は寝ているわけです。寝ているあいだはサービスの違いなんてわかりません。少なくとも僕は宿泊先では寝ることさえできればいいので、のこり4時間の差のために何千円も出そうとは思いません。そうして浮いた分でいろいろなところに行きたい、という考え方でふらふらしています。

そんな節約派の強い味方となるのが「ゲストハウス」や「ホステル(以下「ゲストハウス」に統一します)」と呼ばれる宿泊施設です。一般的に「ホテル」は宿泊するための施設として最初からビルを建てますが、ゲストハウスは家などを宿泊用に改装しているところが多いです。それもあって、ゲストハウスはアットホームな雰囲気のところが多くて、値段も手頃です。

 

ドミトリーに泊まる

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ゲストハウスにもホテル同様個室がありますが「ドミトリー」という相部屋が一般的です。ドミトリーの魅力は何といっても安さ。物価の安い国なら500円ほど、ヨーロッパは日本でも1500円~3000円程度で利用することができます。部屋のタイプは施設によって異なりますが、多くはひとつの部屋に2段ベッドがいくつも並んでいます。少ないところだと4人で一部屋、多いところだと20人部屋なんていうのもあります。基本的には人数の少ないところや男女別の部屋のほうが値段は高くなります。

これも施設によりますが、シャワーやトイレが部屋についている場合と、宿泊者全員が共同でシャワールームを使う場合があります。海外のシャワールームは日本のように「脱衣所」と「お風呂」というように分かれていない場合が多いので、大人数で使うところだと汚いことが多いですが、欧米の人は夕方や朝にシャワーを浴びることが多いので、だいたい日本人が使う頃には床も乾いています。たぶん。

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これだけの人数がいると不安なのがセキュリティかもしれません。確かに個室に比べれば安全面では不安があるかもしれませんが、ほとんどのゲストハウスでは自分専用のロッカーがあって、持参した南京錠でロックしておけます。さすがに鍵をこじあけようとする人はいないと思いますが、それでも不安なら貴重品は肌身離さず持つようにしましょう。

そして大人数の部屋で心配なのが騒音。こればかりは運しだいですが、たいていの場合は深夜の12時をすぎればみんな静かにしてくれます。ときどき気配りのできない人もいるので神経質な人は辛いかもしれませんが、そうでなければ気にするほどでもありません。ただ、いびきのうるさい人がいる場合はどうしようもないので、ほんと運です。

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こう書くと「やっぱり一人部屋がいいや」と思うかもしれませんが、ドミトリーの本当の魅力は安さじゃないんです。ドミトリーの魅力はなんといっても、ほかの旅人と出会えること。世界中のいろんな経験をした旅人の話を聞くのは本当におもしろいです。なかには英語ができない人もいます。そういう人とジェスチャーや絵でコミュニケーションをとるのも楽しいです。経験豊富な人からは役に立つ情報をもらえますし、話を聞いて刺激を受けることもあります。

そして何より楽しいのが、仲良くなった人と一緒にでかけること。一人旅は楽しいですし好きですが、たまには誰かと一緒に散歩すると違う発見もあっておもしろいです。いままでで一番おもしろかったのはヴェネツィアで出会った人で「お、お前ことし二十歳になったのか!じゃあ祝い酒や!奢るわ!」と言ってくれたクレイジーな日本人。お言葉に甘えてレストランでご馳走してもらいました。おもしろい話も聞けて、お腹いっぱい食べさせてもらえて、本当にいい出会いでした。

 

旅先で自炊する

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宿泊費の次、下手するとすれ以上に予算を食うのが食費です。とくに物価の高い国だと安めのレストランに行くだけでも1500円は覚悟しなければいけないので馬鹿になりません。そんなときに助かるのがキッチン。ゲストハウスには共同キッチンのついているところが少なくありません。親切なところだと調味料も全部揃えてくれています。

キッチンがあればスーパーへ買い物に行って、日本にいるとき同じくらいの値段で料理ができます。料理が好きな人なら現地の食材で本格料理がつくれますし、苦手な人でもインスタント食品を使って食費を浮かせることができます。運がよければルームメイトと食事をシェアしたり、作ってもらったりすることができます。

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欧米のスーパーは日本のように小分けで売っていないことが多いので、1日だけの滞在だと厳しいですが、2日以上滞在するなら自炊は強い味方。冷蔵庫も使えるので食材の保存もしておけます。

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自炊をすればパスタ、ステーキ、サラダにドリンクをつけても500円、高くても1000円もしないでしょう。もちろんレストランと比較するのはナンセンスですが、これだけで一日あたり数千円の食費が浮きます。

 

ハイスペックなゲストハウス

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そんなゲストハウスもいろいろで当たりはずれがあります。はずれ宿はスタッフが不親切だったり、水シャワーしか出なかったりします。ですが、反対にハイスペックなゲストハウスもたくさん存在します。親切なスタッフのお出迎えがあったり、おしゃれなラウンジがついていたり、モデルハウスのようなシャワールームだったり。

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冒頭で「アットホームな雰囲気」と言いましたが、民家を改装したようなところは本当にいい雰囲気です。まるで誰かのお宅にお邪魔しているかのような感覚。こういうところを見つけられたらラッキーです。

 

ゲストハウスの探し方

もしあらかじめ旅行日程を立てておきたいのなら、予約しておくのがいいでしょう。やっぱりいいところは人気ですぐにいっぱいになってしまうからです。ネットの検索サイトだと割引セールをしていることもあります。

ゲストハウスを探す時の代表的なサイトは次の2つ。
Booking.com:http://www.booking.com/
Hotelworld.com:http://www.japanese.hostelworld.com/

国によってまちまちですがヨーロッパだとBooking.comのお世話になることが多いです。タイムセールのほか、ヘビーユーザーには割引サービスもあるので、通常より安く宿泊できるかもしれません。僕は福袋的な感覚でどんなところかは現地についてからのお楽しみにしていますが、レビューもある程度参考にしておくといいかもしれません。

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ゲストハウス、一度泊まると虜になってしまいます。ぜひ。

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