フィレンツェで哀愁漂う犬にサンドイッチをねだられた話

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フィレンツェの街を散策していた時のこと。お昼になって、お腹も空いたのでサブウェイに入ってみました。国は違えどシステムは世界共通。英語ができる店員さんだったので、難なく注文できました。物価の安いイタリアではサブウェイは割高な印象ですが、店内は混雑していたので、テイクアウトをして公園で食べることにしました。

公園のベンチに腰掛けて、さあ食べようと思ったその時、真っ黒な犬連れたおじいさんが目の前を通って行きました。そのわんちゃんは何度もこっちをチラ見しながら通過。

20メートルほど進んで、おじいさんはベンチに腰掛けて新聞を読みはじめました。相手がいなくなった犬は暇そうにあたりをキョロキョロしはじめました。目が合ってしまいました。リードがつけられていなかったので、犬がこっちに向かって歩いてきて、ベンチのまわりをぐるぐると周りはじめました。

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何周かして、また目が合ってしまいました。こんどは自分のすぐ目の前に立ち止まりました。その目線をたどると、手元のサンドイッチ。「いや、あげないからね?」と目力で訴えて、構わずもう一口。おじいさんにもヘルプを求めようとするも、新聞に夢中で気づく気配なし。おじいさんに目をやっている間に、なんだか犬が一歩前進してきたような気がします。ヨダレを垂らしながらハアハアいう犬からすごい圧力を感じます。でも、そんなの構わずにもう一口。

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そしたらですよ、お座りしだして、ヨダレをダラダラ流しっぱなしで、この表情です。こんな顔されたらもう負けちゃいますが、このサンドイッチはタマネギが入っているのでわんちゃんは食べられません。

それでも諦めないわんちゃんですが、そんなプレッシャーに負けず完食。「ごめんねー」と一言いうと、さすがに諦めて帰っていきました。サンドイッチひとつなのに長い長い食事でした。
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