マドリードで遊ぶのが楽しくて | スペイン

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スペインの首都、マドリード。半年以上スペインにいたのに、特に魅力も感じていなかったので後回しにしていました。それがどうしたものか、一度行ってみると好きになってしまいました。あれほど都会は嫌いと言っていたし、確かにそうではありますが、不思議とマドリードは居心地が悪くないんです。そんな街から写真をお届けします。

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朝食はいつも一緒。カフェでお決まりのクロワッサンとカフェ・コン・レチェ。バレンシアからの夜行バスでマドリード入り。バスの中で寝られないタイプなので、睡眠時間はほとんどゼロ。まだ若い、とはいえ、時が経つにつれて体力が少しずつなくなっているような気がしてなりません。そう、だから朝はしっかり糖分補給。

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マドリードの玄関口はバラハス国際空港、南バスターミナル、チャマルティン駅などいくつもありますが、中心的存在がここアトーチャ駅。高速列車やメトロが乗り入れている駅です。日本と違って、ヨーロッパの駅はたいてい街の外れにありますが、ここも例外ではありません。とはいえ、近くに有名な美術館がいくつかあるので、観光の拠点には便利です。

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外観はよくあるヨーロッパの駅ですが、驚くのは中に入ってから。なんと駅のなかに熱帯植物園があります。カフェや小さなお店もあって、列車までの時間潰しもできそう。ちなみに手荷物預かり所(コインローッカー)は写真の右奥。

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アトーチャ駅から15分ほど歩くと、プラド美術館に着きます。プラド美術館には世界三大絵画のひとつ、ベラスケス「ラス・メニーナス」があります。ちなみに残りは3つあって、エル・グレコの「オルガス伯爵の埋葬」、レンブラントの「夜警」、そしてかの有名な「モナ・リザ」です。三大名画なのに4つあるというのは、意見が割れているからだそう。絵画に一ミリも興味のない僕としてはどれでもいいのですが、ぜひご自分の目で4点ともご覧になってMY三大名画を選んでみてください。

ちなみにプラド美術館は閉館2時間前になると無料で入館できます。時期にもよるとは思いますが、オフシーズンだったこともあって30分も並ばないうちに入れました。館内の写真撮影もできます。

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さて、街の中心へ行きましょう。スペインの街の中心といえば、どの街に行ってもやっぱりプラサ・マジョール(大広場)。何も考えずに旅行しても、プラサ・マジョールの周りに行けば何かしらあるものです。さすがは首都ということもあって、マドリードのそれはほかの街よりずっと大きい。広場を囲むようにレストランのテラス席が並びます。

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街は坂が多くて、ちょっと大変なところも。

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でも、ご安心ください。こちらのシェア自転車は電動アシスト付きです。ヨーロッパの都会で自転車に乗るのは(安全面的に)すこし勇気がいりますが、小回りが効いてどこでも行けるのは魅力ですよね。観光でも使いたいところですが、2014年にはじまったばかりのプログラムで、まだ課題も多いのが現状。年間25ユーロの登録料に加えて、30分0.5ユーロの利用料が必要です。

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プラサ・マジョールからちょこっと歩くと王宮にやってきます。王宮は真っ白で、この日は曇り空。なんだかよく分からない写真ですが、とにかく白いんです。ちなみに王家は別の場所で生活をしているので、王宮内を見学することができます。

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王宮のちょうど向かいには大聖堂。完成は1993年と、つい最近。それもあって、国内のほかのどの大盛堂とも違うユニークな外観です。話によると、内装もおもしろいそうです。

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こちらの写真はデボ神殿。とある丘の上にあります。現代アートではありません。2200年前の古代エジプトの遺跡です。ダム建設計画によって水没危機にあったエジプトの遺跡をスペイン政府が救ったということで、エジプトからプレゼントされたんだとか。

倒壊寸前の近所の家から貴重な骨董品を守って、そのお礼に壺をもらっても「あ…うん…どうも…」としか思わないのは僕だけじゃないと思いますが、きっとそういうのと一緒にしたらだめなんでしょう。

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マドリードで人が集まるところは、プラサ・デル・ソルという、いわばハチ公広場のようなところから、グラン・ビアという大通りにかけての一帯。ここに行けば何でもあります。そのあたりを歩いていると、やたらとこの袋を持った人を見かけるはずです。この正体は一体?!

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とクイズ風にしてみましたが、思い切り袋に書いてありました。「超スゴい服を、超スゴい価格で!」というコピーに引かれてやってきたのは、アイルランド発の超低価格ファッションブランド「プライマーク(PRIMARK)」。いや、超低価格どころか異常価格です。Tシャツが3ユーロや5ユーロというのも驚きですが、スーツ上下、ネクタイ、ソックス、シャツを揃えても100ユーロほど。しかも「安いからいいものでもないんでしょう?」というわけでもないんです。そんな異常価格商品が5階、フロア面積12,400m2という広大な空間にびっしりと陳列されています。

ここまでの異常価格になると気になるのが裏事情。デザインの追求はそこそこにしておくことで、超低価格を実現しているそうです。それにしても安すぎる。そうなると、ファストファッション問題が浮かび上がってきます。劣悪な労働環境、環境汚染などなどのあれです。そこでプライマークのウェブサイトを見てみると、堂々と企業の社会的責任として開発途上国の労働環境や環境の改善に努めているというプロジェクトが紹介されています。細かいことは抜きにして、これを徹底して実現できているなら、プライマーク大好きです。

ふだん、人から言われるまでは服を買おうという意思すらない僕ですが、あまりの安さに、気づけば2時間近く経っていて、ついついまとめ買いしてしまいました。ただ、サイズはヨーロッパの人に合わせてつくられているので、日本人に合うのを見つけるのは難しいかも。ちなみに小柄な僕に合う服はひとつもありませんでした

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マドリードでの夕食は「MUSEO DEL JAMÓN」というチェーンレストラン。直訳すると「ハム博物館」で、その名の通り、店内にはハムがずらーと並んでいます。単品で注文することもできますが、セットメニュー(Menu del Noche)を頼むのが断然オトク。2品とドリンク、デザートがついて8.9ユーロです。一品目はハムメロン。別々に食べたほうが美味しい気がするんですが、スペインではハムパイナップルなどなどフルーツとハムを一緒に食べることがあります。二品目は子羊の煮込み。これも一般的な家庭料理ですが、美味しいのです。もう食べきれないほどの量で、しばらく動作不能。大満足です。

ご覧のとおり、風景写真的には全然おもしろくない街、マドリード。でも、お気づきでしょうか、この人の少なさ。もちろん土曜日の日中ともなると溢れんばかりの人がいますが、それでもちょっと中心から離れるだけで人が少なくなります。それから、道が広々しているのもあって、暑苦しくないんです。都会なのに、ちょっと開放的。それもあってマドリードは好きなのかもしれません。定期的に遊びに来たくなる街でした。

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