セビージャの無電線トラムで街並みすっきり | スペイン

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アンダルシア州の州都、セビージャの中心には世界で三番目に大きい大聖堂があります。そのまわりは近代的に整備されつつも、スペインらしい景観の保たれている場所です。そんな街の真ん中をトラムが走っています。通常、トラムを走らせるには線路を引いて、それから電柱を建てて、電線を張らなければいけません。富山県の富山城前は景観向上のために無電柱化工事が行われましたが、路面電車を走らせるためにふたたび電柱を設置してしまい、あれはなんだったんだ、ということがありました。セビージャも同様で、トラムを走らせるために電柱を設置してしまい、景観を壊してしまったのです。

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そんな問題を解決すべく現れたのが、バッテリーを搭載したこちらのトラム。通常は架線から供給された電力を利用して走行しますが、無電柱区間はパンタグラフを下して、バッテリーに溜めた電力を使います。しかし、バッテリーはそんなに長くは持ちません。そこで、停留所で急速充電をするのです。トラムが停車するとパンラグラフが上がり、充電開始。約30秒で次の停留所まで走行するための電力を蓄えることができるそうです。このトラムのおかげで、ふたたび電柱が撤去されることになったのです。

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実用化こそされているものの、まだまだ試験・開発段階の車両。さらに技術が向上して実用性が高まれば、世界中の街からあの煩わしい電線がなくなるかもしれません。

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