グラナダの白に魅せられて

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アンダルシア州いちばんの観光地。アラブとキリストの文化が融合した独特なこの街の象徴は、なんといってもアルハンブラ宮殿です。イベリア半島でもっとも高いシエラ山脈を背に堂々と建つ姿を見た時の印象は写真では伝えられません。ほんと、実際に見て驚きました。でも、グラナダの魅力はアルハンブラ宮殿だけではないのです。むしろ、ほかのところに魅せられてしまい、この街が好きになりました。

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グラナダを訪れた理由はアルハンブラ宮殿が有名だから、という単純なものでした。もちろん、例によってガイドブックなど持っていないので、そのほかに何があるかなんて知らずにグラナダに降り立ったのです。

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でも、着いてみてびっくり。こんなにきれいな街だとは、思ってもいませんでした。ほとんど雨の降らない地域ということもあって、空は透き通るような青。日差しは強く、春でもぽかぽかの陽気。こんな大きな街なのに、街には落ち着きがあって、時間はゆっくりと流れています。
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もちろん、街の中心は観光客でいっぱい。とりわけ、アルハンブラ宮殿とシエラ山脈を同時に見ることのできるサン・ニコラス展望台は観光客であふれかえっています。展望台は小さくはありませんが、大きくもありません。最前列は常に埋まっていて、激しい争奪戦が繰り広げられているのです。景色こそ美しいものの、そんな空気に耐えられなくて、すぐに引き返してしまいます。

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ところが、この展望台のあるアルバイシンという地区全体でみると、ずっと居たくなるような場所なのです。アルバイシンは白い壁と石畳の街並み。中世にムーア人(北西アフリカ)がこの土地を支配していた頃から残っています。この街並みがあまりにきれいなもんだから、同じどころだって何度も何度もぐるぐると歩いてしまうのです。

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丘全体が白い家で埋め尽くされていて、すべての道を歩こうと思うと、丸一日かかってしまいます。細い路地に入れば誰もいなくて、ときどきネコとすれ違ったりして。それから窓にはお花が飾られて、街があまい匂いに包まれます。ときどきポケットにいれたマンドリンの音を聞きながら歩いてみたりして。こうしているだけで楽しいのです。

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昼は鮮やかな色で絵のような街。それが夜になると、煌びやか景色に早変わり。煌びやかといっても、都会のそれとは違うけど、僕はこっちが好きだなあ。暑い夏にこの景色とビール。それにフラメンコがあれば文句なしの夜になりそうです。グラナダに惚れる人が多いのにも納得。そんな5月のはじめだったのです。[:]

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