ちょっと近所のサモラまで | スペイン

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サモラ。カスティージャ・イ・レオン州にある街ですが、その名前を知っている人は多くはないでしょう。しかし、この街はレコンキスタ(国土回復運動)の時に西側の重要な拠点となったところです。その名残がいまの街並みにもみられます。街は高台にあって、自然の城壁に守られています。ロマネスク様式が多いのもこの街の特徴。という事実は訪れるまで知らず、何の期待も抱かずにバスに乗ったのでした。

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サモラへは、バジャドリードかサラマンカから1時間ほど。バスは頻繁に出ています。サモラ県の西側はポルトガルと接していて、自然豊かな地域。県都であるサモラは内陸の乾燥帯寄りの地域ですが、川沿いには木も多く、強い日差しから守ってくれます。

写真左に見えるのは市庁舎で、スペインでは一般的なつくり。人口6万人ゆえに広場にはさほど盛り上がりはありませんが、観光客の姿も目立ちます。

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この新市街もバジャドリードやほかの地域と同じく、カラフルな建物が立ち並びます。カスティージャ・イ・レオン州らしい落ち着きのあるところ。そうそう、この州は少子高齢化率がスペインでいちばんなのです。どこを歩いてもお年寄りだらけで、子供の姿はあまり見かけません。

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旧市街に近づくと古い建物が増えて、サラマンカのような黄色がかった石の街並みへと変わります。活気がない分、のんびり散歩にはぴったりの路地。

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サモラの大聖堂は12世紀ごろのロマネスク様式。ちかくのサラマンカやアビラにもロマネスク様式の大聖堂がありますが、その後ゴシックなどが取り入れられたり、増築されたりしました。ここサモラはレコンキスタ後にその重要性を失って街は衰退。それもあってか、増築はされていないようです。訪れた日は日曜日で、中へは入れませんでしたが、話によると中は大したことがないとか。でも、ロマネスク好きとしては入ってみたかったですね。

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カテドラルの近くには要塞も。軍事拠点であったこと、激しい戦いがあったことを物語っています。でも、いまではお年寄りのお散歩コース。街のほかの場所以上にのどかな雰囲気があって、ベンチに座ってサンドイッチなんかを食べるのがいいかもしれません。

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ご存じの方はご存じの通り、コウノトリ。街の守り神のように、どの教会の上にもいるものです。羽を広げると大きくて、カッカッカッカッという木槌をたたいたような鳴き声がします。そんなコウノトリはいま子育てシーズン。ときどき巣からひな鳥が顔を出すのが見えます。大きくなった子はお母さんと空を飛ぶ練習をしていたり。家の窓からも巣が見えるのですが、巣立ちはいつかな、と楽しみに見ています。

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いい街とは聞いていたけど、いままで行ったことがありませんでした。たしかに観光で行くとなると、魅力には欠けますが、気晴らしに行くには最高の場所。もっと早く知っていればと後悔しています。またお気に入りの街ができました。

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