チンクエ・テッレ | イタリア

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童話で見たような景色がそこにはあった。イタリア北部リグーリア州に5つの小さな村があり、それらを総称して「チンクエテッレ」と言う。イタリア語で「5」はチンクエ(cinque)、「土地」はテッレ(terre)だ。どの集落も独特の雰囲気で、村々を結ぶ遊歩道を散策してすべて回ることができる。村の名前は次の通り。

・モンテロッソ・アル・マーレ (Monterosso al Mare)
・ヴェルナッツァ (Vernazza)
・コルニリア (Corniglia)
・マナローラ (Manarola)
・リオマッジョーレ (Riomaggiore)

最も大きな集落はリオマジョーレといい、人口は約1000人ほど。どの集落も観光で栄えてきているが、小さな村ならではの落ち着きがある。今回ここで紹介するのは、特に人気のあるリオマジョーレとマナローラの2つ。ジェノヴァからフィレンツェへ向かう途中、あまりの海の美しさに途中下車してしまった。

 

マナローラ

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マナローラの特徴は、何といっても崖の上に押し合うように建つカラフルな家だ。集落から崖沿いの遊歩道に沿って歩き、少し離れてみるとその様子がよく分かる。一体誰がここに住もうと、そして家を建てようと思ったのか不思議で仕方がない。

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そういえば日本国内の某テーマパークにも似たような建物があるが、こちらは生活感があっていい。窓の外に出ている洗濯物や、バルコニーで一服する人がのどかな雰囲気を象徴しているよう。

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集落の中。

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建物と建物のあいだにはロープが張られており、洗濯物を干す。この時はなかったが、もし洗濯物が干されていたら、色鮮やかなカーテンのようになるのだろう。

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村から離れ、山に登る。すると、そこには地中海とぶどう畑が広がる。急な斜面での作業は過酷で、機械のない時代だと作業用トロッコもない。そんな環境で、この畑は数百年もの歳月をかけてつくられたそうだ。

 

リオマッジョーレ

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マナローラが崖の上に窮屈そうに建物が建っていたいたのに対して、こちらは谷の間からせり出すように家が連なる。集落は奥まで続き、海から一本の坂で繋がっている。写真を見ての通り、海は驚くほど透明で、小さな浜辺でくつろぐ人もいる。

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リオマジョーレの集落は比較的大きく、谷の奥まで家が続く。

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長い年月のあいだに色の落ちた壁も、なんとなく味があっていい。

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コンビニに囲まれた生活に慣れてしまった僕たちにとって苦労もする生活かもしれないが、こんな場所で生活できたらな、と思ってしまうのがチンクエテッレ。小さな集落ゆえに、みんなが顔見知りと言っても過言ではない。だからこそつくられる和やかな雰囲気は、人をずっと引き留めておく魅力があった。

 

アクセス

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チンクエテッレへは、ジェノヴァかラ・スペツィアから鉄道へ行く方法と、ラ・スペツィアから船で行く方法がある。チンクエテッレの集落間は遊歩道が整備されているため、体力のある人は歩いて回ればよい。体力に自信のない人は、船や鉄道を利用するのが賢明。

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