パリでの年越し

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City of Love
December 31, 2015 – EOS 7D, ISO-100, 13s, f9.0

フランスの首都にして「花の都」とも呼ばれる日本人憧れの街、パリ。オシャレでロマンチックな「愛の街」というイメージのある人も少なくないはずです。大晦日の夜、モンパルナスタワーの展望デッキからパリの市内を狙いました。この日はガスがかっていて日中の眺望はいまいち。ですが、こういう空の日は日没後に印象的な色を出してくれるので好きです。愛の街にふさわしいような不思議でロマンチックな色に仕上がりました。

 

STORY

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パリへはベルギーのゲントからお世話になっているFlixBusで向かいました。4時間の道のりで19ユーロでした。ちょうどいい時間の便がなくて到着は夕方17時20分の予定。そういうこともあってこの日の撮影は諦めていましたが、バスは順調に進んで予定より早い17時にポルト・マイヨー広場に到着。ちょうど日没の時間だったので慌てて凱旋門まで走りました。

なんとか空が真っ暗になる前に撮影できそうな場所にたどりつきましたが、凱旋門のライトアップがありません。そのうえ交通の流れが悪くてライトの軌跡がきれいに残ってくれません。これは想定外でやられました…。

あとで知りましたが、凱旋門のライトアップは少し遅い時間(日没の1時間あとくらい)にはじまるそう。これを知っていれば作品をつくれたかもしれませんが、今回は失敗写真になってしまいました。

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さて、パリに来たのはいいものの、とくにすることがありません。というのも、なぜかパリには魅力を感じなくて、行きたい場所も撮りたいものもなかったから。そういうわけで一日中ただただ散歩をしていましたが、暇すぎるのでベルサイユ宮殿へ行くことに。エッフェル塔近くの駅から鉄道でベルサイユ行き、3.6ユーロでした。フランスの電車は案内板も音声アナウンスもないのでかなり不親切。

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こちらが世界一有名なわがままおばさんマリー・アントワネットが住んでいた世界遺産「ベルサイユ宮殿」です。通常は入場料15ユーロですが、EU在住の学生は無料なのでチケットは買わずに入口で在留許可証をドヤ顔で提示すればすんなり入れます。

それにしても豪華です。いったいいくらかかっているのか想像もできないほど豪華です。でも知識がなさすぎて何が何なのかよく分からないので、とりあえず「すごい」という何も伝わらない言葉しか出てきません。きっと勉強したらおもしろいんですよね…。

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パリにはノートルダム大聖堂やルーブル美術館などのいくつもの美術館がありますが、年末年始ということもあって混雑していたり、休館したりしているところも少なくありませんでした。ということで、パリではほんとに散歩しかしていません。

唯一入った施設はこちら、パリ市内を見渡すことのできるモンパルナスタワーです。通常14ユーロ、学生は11.7ユーロでした。このタワーは高さ210メートルで最上部に展望デッキがあります。建造物の高さ規制がある中、このビルだけが頭ひとつもふたつもずば抜けて高いのでかなり目立ちます。当然、建設当初は大論争があったようです。

エッフェル塔建設時に「エッフェル塔が嫌いなやつはエッフェル塔に行けばいい。なぜならエッフェル塔が見えないから」と言われたように、モンパルナスタワーにも同じことが言われています。つまり、場違いなモンパルナスタワーが見えないモンパルナスタワーこそ、パリで最も美しい場所ということになります(笑)

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そういえば「エッフェル塔の写真は?」と聞かれそうですが、いちおう撮りました。日中も夜も撮りました。でも実はライトアップされたエッフェル塔の写真を撮影してシェアすることはフランスの法律とエッフェル塔のルールで禁止されています。エッフェル塔のライトアップは著作物なので、それを撮影(=複製)してシェアすることは著作権法の私的利用の範囲外になるからだそう。昼はOKです。

フランスやベルギー、イタリアでは公共の場所にあるものであっても法律のせいで自由に撮影することができません。これは「Freedom of Panorama(風景の自由)」というものが絡んでくるのですが、文献が少ないのでいま調べているところです。間違っていたらすみません。英語ですがこちらの記事でわかりやすく解説されています。

ということで、トップの写真はエッフェル塔の写真じゃなくて、あくまで「パリの夜景」であって、エッフェル塔は偶然写りこんでしまったんです…!!!!

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「あれ、年越しのことは?」と思ったみなさん。

それがですね、実は年越しの5分後には寝ていました。つまりずっとホステルにいました。2か月ほど前にパリでテロが起きたこともあって、街のあちこちは武装警官だらけの厳戒態勢。そして予定されていたイベントなども中止されました。なので、大規模な花火などもなくて、シャンゼリゼ通りにはただ人がたくさんいるだけという状況でした。それでも街の雰囲気だけでも撮ろうかなーと思ったのですが、あまりに人が多くて、酔っ払いもあちこちにいたので諦めました。とても撮影どころの状況ではなかったし、ましてや機材をたくさん背負っていると危険なので大人しく逃げてきました。

パリの年越しは特に何もないので、お友達と行けば楽しいのかもしれません…。[:]

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